スキャルピングの性質についての説明が⼀通り終わったので、
次は5分⾜〜30分⾜を使ったデイトレについて説明していきます。
デイトレでは数回エントリーができるかどうかになってきます。
この数回のエントリーを⾒逃さないようにするためにも、
スキャルピングよりも⻑い間チャートをみて待ち続けなければ
なりません。
5分⾜でエントリーする場合は、5分ごとに1回はチャートを
⾒れるような環境が必要です。
ということは、エントリーチャンスを待つのに、
ほぼ⼀⽇、あるいは5時間とかまとまった時間、ずっとチャートに
拘束されることになります。
まずこれができるかできないかで、デイトレをやるべきかどうかが決まります。
サラリーマンやOLなど、兼業でやっている⽅にとっては向かない⽅法になります。
デイトレはあきらめましょう。
もし無理やり取り組んだとしても、
仕事中に⾒てしまうと仕事にもトレードにも集中できなくなります。
そして無理やりデイトレに臨んでいる⽅は、
ルール通りのエントリーをするのではなくて、
勝⼿に⾃分で判断した⾃分勝⼿なエントリーしてしまって
損を出してしまうという傾向もあります。
スキャルピングの次にエントリー回数が多くなるトレード⽅法なので
魅⼒があるのはわかりますが、
それなりの環境が必要なことをまずは理解しましょう。
デイトレにはチャートに⻑時間へばりついていく時間がまず必要です。
しかし、スキャルピングとは違って、
即座に損切りや利確を判断しなくても良いので、少しは考える時間があります。
5分⾜でトレードする場合は、
5分に⼀回判断していけばいいので、
その間はじっくりといろんなパターンを想定することや
損切り設定をすることもできるんです。
そして、1回のトレードの利幅もスキャルピングよりは⼤きくなっているので、
スプレッドを気にしなくても良くなりますし、
ロットをスキャルピングよりも⼤きくしなくても良いので、
証拠⾦もそれなりに⽤意できる⾦額でトレードできます。
問題は、エントリーするまでにちゃんと待てるかどうかです。
1⽇中チャートに張り付いていて、エントリーできるタイミングが
数回、または1回しかないので、それをずっと何もせずに待ち続けなければ
なりません。
それまでに、待てなくなって変なタイミングでエントリーしてしまうことが
デイトレには良くあります。
そのため、デイトレではチャートを⾒る時間がたっぷりあって、
そしてじっとタイミングを待つことができる⼈向けになります。
デイトレではチャートを⾒る時間がたっぷりあって、
そしてじっとタイミングを待つことができる⼈が適しています。
まず、サラリーマンやOLの⽅はあきらめましょう。
ということで、デイトレは専業で頑張れるような⼈向けの
トレード⽅法なんです。
ほとんどの⽅が兼業のはずなので、
デイトレはまず諦めた⽅が無難です。
仕事もトレードもどっちつかず、という状態が
⼀番怖いですからね。
よく本屋にもデイトレの本が置いてありますけど、
僕はあまりそれがみなさんの役にたつとは思いません。
なぜなら、こういったチャートをじっくりと観察する時間が
あなたにあるかないかを完全に無視して、
トレード⽅法だけに焦点を当てて、
勝てることだけを説明しているからです。
どんな⼈が向いてなくて、どんな⼈に向いているのか、
まずそれを説明しないと、
例えばあなたがそういう本を読んだとしても
それは全くの時間の無駄になるんです。
FXでいくら努⼒したとしても、
努⼒する⽅向が間違っていたら何の意味もありません。
これはすごく極端な例ですが、
習字が上⼿くなりたくて練習しようと思って、
野球の本を読んだところで習字は上⼿くなりませんよね?
それで野球の本を読んだぞ!!
といって満⾜している⼈はいつまでたっても習字が上⼿くなるはずは
ないですよね?
少しめちゃくちゃな例でしたが、僕が⾔いたいのはそういうことです。
これまでスキャルピングとデイトレにマッチした⼈について
説明してきました。
まずここで忘れないで欲しいのが、
かく時間軸でトレードをするにあたって共通しているのは、
損切りを確実に実⾏することが⼤切だということと、
資⾦管理もしっかりと⾏う(トレードプランをちゃんと組み⽴てる)ということです。
このトレード教室で序盤にお伝えしたことですね。
これを守れない限りは、いくら⾃分に適した時間軸でトレードをしたとしても、
負け続けてしまいます。
だからこそ、序盤にしっかりと丁寧にその内容をお伝えしたわけです。
これを忘れないようにしてください。
時間軸選びやトレード⼿法選びは、
損切りや資⾦管理などのメンタル⾯を⼟台として
⾏わないと、どうせ後になって⼤きく崩れてしまいます。
損切りの訓練も、時間があればまたもう⼀度やってみてください。
あの訓練はすればするほど損切りに対して何のためらいもなくなっていきますし、
どんどんメンタル⾯を鍛えることができます。
さらに、あの訓練⽅法はスキャルピングの⽅法ですが、
それでも適切に損切りをすることができるようになれば、
普通に利益を出すことができるようになります。
実際僕も同じ⽅法でやって利益を残していますから。
ここで紹介している⽅法や経験は全て僕の体験などに基づいていて、
さらにそれをわかりやすく噛み砕いて説明しています。
そして全て実証されていることなので、決して想像などで書いているわけでは
ありません。
逆に、ここに書いてあることをちゃんと守れれば、
利益をしっかりと出せるトレーダーになることも可能だと思います。
次です。